ギャンブル依存症患者が綴るノンフィクション。

自戒の念を込めつつ、15年間に渡る「ギャンブル依存症」の悲惨な経験を赤裸々に綴ります。こんなダメ人間にはならないで下さい。毎日更新しています。

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社会的常識の崩壊、バイトの無断欠勤

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社会的常識の崩壊、バイトの無断欠勤

「三万円…いや、さすがに三万円はちょっとまずいよな」


当時私が持っていたクレジットカードは、リボ機能はなく、利用した翌月にすべて一括で返済しなければなりませんでした。

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 大学は前期試験が終わり、約2ヶ月間の長い夏休みにはいりました。


当然私は、大切な、大学3年生の夏休みをバイトとパチスロに専念することにしました。「就職活動前の、最後のパチスロにしよう!」そう自分に誓いました。


バイトは、日雇い系の派遣会社を3社掛け持ち。


でも、その3社は固定ではありません。


一社は時給が高く、週払いでしたが交通費も1日500円まで支給と待遇が良く、そこは固定してましたが、残りはコロコロと変えてました。


私は「バックレ」をよくしました。


私は望んで仕事をしたかったわけではなく、パチスロ資金を稼ぐため仕方なくしているだけでした。やりたくて日雇いを選んだわけではなく、単に給料が1ヶ月待てないのでそうしただだけでした。


そこには、仕事に対する責任感とか、達成感とか、向上心とかが、あるわけではなかったのです。

 

(もちろん、中には楽しかったバイトはありましたし、出ればそれなりにやりがいを見つけようと努力してましたが…)

 
パチスロで勝ち、金を稼ぐ必要性がなく、加えて次の日、明らかに過酷な肉体労働だとわかっている状況であればバイトをバックレました。


その日の朝はこんな感じです。


一回目(集合時間ちょっと過ぎ)
ブルルル…ブルルルル…


派遣会社の番号から電話が掛かってくる。


ピ…(留守電がはいっている音)


二回目(一回目からほどなく)
ブルルル…ブルルルル…


また同じ番号から電話


ピ…(留守電がはいってる音)


三回目(間髪入れずに。今度は携帯番号から掛かってくる)
ブルルル…ブルルルル…プッ
(留守電に切り替わると切られる)


四回目(少し置いてからかかる。また携帯。)
ブルルル…ブルルルル…プッ
(また留守電に切り替わると切られる)


このあと数分置きごとに着信が計10件ほど。留守電も5件ほどはいってました。


これはパチスロにのめり込み、私に起きた変化の一つです。

(常識的なことすぎて書くこともおこがましいですが)私はいままでバイトで無断遅刻・欠勤などはしたことがありませんでした。

 

 

学校と違って、仕事は自己の勝手な都合で休んではいけないものだ」という考えは、父親が、高熱を出してまで、飲んで吐いていた翌日も早朝から仕事に行く姿を見てきて、自然と身に付いていたものでした。


しかしこれも「一度ルールを破ってしまう」ことによって、耐性がなくなり、抵抗が薄れてしまいました。


最初にこのルールを破ったときは、「恐ろしいことをしてしまった」と、恐怖に震えました。


ある日、パチスロで大金が手に入ったときのことです。「もうバイトはやめだ。学生らしく講義にちゃんと出よう」と思いつき、私は翌日のバイトをサボることにしました。

 


夕方、派遣会社に電話をし「急な予定があって明日は行けなくなりました」と伝えました。


しかし電話越しの女性オペレータは「直前のキャンセルは認められません。行ってください。」の一点張り(当たり前だ)。


気の弱い私は、やはり行くしないのかとその日は折れましたが、翌朝、無性に腹が立ち「俺は急な予定があって行けないんだから、キャンセルできないのはおかしい!」と開き直り、当日電話も掛けず、文字通り「バックレ」ました。


拭えない罪悪感は、「俺は本当に急な予定があるんだ」と自分に言い聞かせ、信じ込ませ、無理やり排除していきました。


その日は朝から物凄い勢いで電話が鳴り続け、会社の人が「どうしてくれるんだ!」と自宅に怒鳴り込むんじゃないかとビクビクして、結局1日ずっと家に引き篭もってましたが…


終わってみれば、それらはすべて杞憂であることがわかりました。


「ハ…ハハ、なんだ、よく考えたら営業が人の自宅に上がり込んでくるわけないよな。ビビって損したわ。バックレって楽勝じゃん!」


こんなことを思ってました。


こうして、派遣会社を、バックレたら気まずいので別のところに登録をして…と、コロコロと変えていったのです。


(ただ、不思議なもので、とある派遣会社は、バックレをしても継続して仕事を紹介し続けられました。こんな腐った人間にまだ紹介してくれるだなんて、相当な人手不足や社内ノルマがあったんでしょう)


「三万円…下手したらバイト5回分か。でも、別にパチスロで勝てるかも知れないし、すべてを働いて返済するってわけじゃないもんな。5回分ってのは考え過ぎかな」


ATMの前で、そう5秒くらい考えます。でも、考えながら、右手は自然に「1」「万」「円」というボタンを押してました。

 

ゴリヨウカノウガク 20,000エン


出てきた一万円をラフに財布に突っ込み、私はまたパチンコ屋に行くのでした。

 

 

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