ギャンブル依存症患者が綴るノンフィクション。

自戒の念を込めつつ、15年間に渡る「ギャンブル依存症」の悲惨な経験を赤裸々に綴ります。こんなダメ人間にはならないで下さい。毎日更新しています。

増える借金の額、鈍る感覚

f:id:molitarou:20160324225108j:plain

 

増える借金の額

一万円など、20分もあればなくなります。

私はまた頭が熱くなり、冷静な、正常な判断ができなくなりました。


「四万…いや、三万借りたら四万も変わらないだろ…」

三万円も、四万円も、自分にとって完全に未知の領域です。


手元に千円以上がある日すら、ひと月の半分にも満たないような状況です。まともに考えれば返せるはずがありません。


でも、午前中にパチスロを切り上げたところで、他に行くところもありません。

「まあ、いいや、返せばいいんだから、返せば…」


ゴリヨウカノウガク 10,000エン

 

新規口座開設で最大20,000円キャッシュバック!【外為ジャパン】

PEPABO WiMAX(ペパボワイマックス)

スカルプシャンプーなら【ケフトルアミノシャンプー】

FXを始めるなら≪DMM FX≫!

【モンスターストライク】

 

この日、限度額五万円に達することは免れましたが、帰りにドキッとする出来事がありました。


「斎藤君!」


『え…』


「斎藤君、久し振りじゃん!」


声だけでは誰だかわかりませんでした。全身の毛が逆立ち、心臓がキュッと縮まったようでした。


私がホームにしていたパチンコ屋は、パチンコ初体験をした地元の店でした。


地元なので、誰にも遭遇しないよう、必ず裏口から出入りし、帰りは駅中心部を避け迂回して帰るなど徹底していました。


誰とも会うはずがないと思っていましたが…振り向いたら、居酒屋バイトの先輩の高橋さん(仮)がいました。


「なんか、後ろ姿でなんとなくそうだと思ったよ。学校の帰り?」


私は自転車、高橋さんは徒歩。高橋さんは駅前の本屋の袋を持っていました。


「あ、はい、そうです」


パチスロでボーッとした頭をすぐ「嘘」の自分に切り替えられず、思わず笑顔が引きつります。


「お、なんかちょっと、痩せた?」


「は? いや、そんなことないですよー!」


なんかちょっと、と発せられる前に、微妙な間がありました。相手の目が一瞬、私の全身を追いかけたような間が。返答したときの表情に違和感があってのでは、と思うと、首筋に変な汗が沁み出てきました。


気になり出すと止まらず、ただの何秒の間でしたが、高橋さんが私を観察しているような気がしてきました。


「た、高橋さん、今日はなんかの帰りですか?」


相手に話す隙を与えないよう、私はすぐ相手に質問を仕返します。


「そうそう。最近専門学校に通い始めてさ。いまはちょっとバイトもしばらくやってないんだよね。」


「美容師のですか?」


「うん、そう」


書店の袋の中身が雑誌っぽかったのも、その関係なのでしょう。


それから少し、話をしましたが、私は会話を切り上げたくてしょうがありませんでした。風上に立つと全身に染み付いた煙草の臭いを嗅がれてしまうので、二人なのに妙に離れた空間で会話をしていました。


「今度またみんなで飲みましょうね」


絶対にもう会えない、と思いながらそう言いました。「絶対に、何か様子が違うと思われたはず。会ったときの違和感を、周りに言いふらされていたらどうしよう…」


しかしまた、目標に向かって一歩進めている人に会ってしまいました。高橋さんは元・引き篭もりで、大学を中退して4年間自宅から出ない期間があったと教えてくれました。


しかし、そんなことは死ぬほどどうでもいいのです。自分にとっての興味は目下、月初に迫る借金返済を乗り越えられるかどうかでした。


「やばい、また負けた…」


奇跡は起きず、借金は四万円に膨らみました。


「やばい、やばいよな、四万円、あと2週間で四万円用意しなきゃいけない、どうしよう、なんで借りてしまったんだろう、なんで今日もパチスロしてしまったんだろう、こんなことばっかりだ、勝っても負けても楽しくないのに、なんで俺はこんなパチスロしてるんだろう…ああ…」


泣きそうになり、気が狂いそうでした。もちろん泣きそうなだけで、実際には泣いていません。気も狂っていません。


どんなに後悔しても、翌日にはまたパチスロを打つのです…

新規口座開設で最大20,000円キャッシュバック!【外為ジャパン】

PEPABO WiMAX(ペパボワイマックス)

スカルプシャンプーなら【ケフトルアミノシャンプー】

FXを始めるなら≪DMM FX≫!

【モンスターストライク】

 

広告を非表示にする