ギャンブル依存症患者が綴るノンフィクション。

自戒の念を込めつつ、15年間に渡る「ギャンブル依存症」の悲惨な経験を赤裸々に綴ります。こんなダメ人間にはならないで下さい。毎日更新しています。

ギャンブル依存と就活

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ギャンブル依存と就活

私はいわゆる「天井張り付き※」のまま、後期試験を迎えました。

※常に限度額一杯まで借りている状態のこと


もう、ほとんど大学に行ってません。


生活の中心は、勉強でも試験でももちろんなく、カネを稼ぐことと家族への隠蔽工作にありました。


だからといって、先述のとおり、人にノートを借りることはプライドが許せませんでしたので、人に頼らず試験に臨むこととなりました。


「はい、はじめ!」


試験監督がそう言い、試験用紙をひっくり返しますが、問題の意味がさっぱりわかりません。


「やめ。試験終了」


白紙のまま提出…


「終わった」と消沈する気持ちと、やけっぱちで、もうどうにでもなれと思う気持ちが同居していました。


「お、久し振り!できた?」


なるべく人に見つからないように、コソコソ移動していましたが、知人に見つかってしまいました。


「いや、全然…」


「マジで? でも最終講義で出るっていったとこがまんま出たからウケたわ」


『え、そうなんだ…』


「それはそうと、就活決まった?」


「うーん、最終まできてるとこがいくつか…坂田君(仮)は?」


「一社内定取れたけど、正直微妙…」


「どういう業界?」


「証券だね」


「へぇ…」


周囲は就活の話で持ちきりでした。いまは就活もだいぶ遅くなっているようでしたが、私の頃は大学3年のうちに内々定を貰うことが普通でした。


私はと言えば、一度、合同会社説明会にいっただけ。


その説明会も、「会社のひと」が怖くて、個別のブースに行くことができませんでした。


「君は、得意なものはあるの?」

「趣味は?」

「大学ではどんなことに力をいれたの?」


ブースに参加者が少ない状況で、個別にこんなことを聞かれたら、気が狂うでしょう。ブースにいる人事担当者はみんな優しそうな人でしたが、何か見透かされているような感じがして嫌でした。

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