ギャンブル依存症患者が綴るノンフィクション。

自戒の念を込めつつ、15年間に渡る「ギャンブル依存症」の悲惨な経験を赤裸々に綴ります。こんなダメ人間にはならないで下さい。毎日更新しています。

「どうしようもないクズ」への進化、もとい退化。

f:id:molitarou:20160317235829j:plain

 

「どうしようもないクズ」への進化、もとい退化。

 

ちょっとばかし、借金の話に戻ります。


私は天井張り付きの状況で、「借金は自分の自由なカネ」という感覚のまま、相変わらず(限度額まで)借り放題、使い放題の生活をしていました。


延滞という行為に耐性ができ、精神的な負担なくカード会社からの電話をスルーする術も身につけました。


「森田様、引き落としが確認できませんでしたので、弊社の口座までご入金お願いできますか?」


「え? さっき振り込みましたけど。54,320円ですよね?」


「入れ違いでございましたか。大変申し訳ござませんでした。では、こちらでお振込を確認させていただきます。ありがとうございました」


もちろん嘘。


以前の電話で、「銀行からクレジットカード会社に振込データが届くまで時間がかかる」ということを学んだ私は、敢えて午後3時以降にカード会社からの電話を取り、「振り込んだフリ」をしていました。


翌日、また電話が鳴ります。


「森田様。当社でご入金が確認できなかったのですが」


(うるせーな!振り込んでないんだから当たり前じゃねーか!)


「あ、すいません、昨日、振込先を間違えておりまして!先ほど振り込みましたので…」


「さようでございましたか。また確認させていただきます」


(畜生、さすがに今日振り込まないとダメか…)


**

自宅。


「母さん、小遣い欲しいな~」


「ああ、はいはい…ねえ、就活はどうなの?」


「ありがと。うーん、まだ内定は取れないね…」


(もう少し偽装のバリエーションを増やしたほうがよさそうだな…)


そのあと、返済。


もうこの流れが「日常」になっていました。罪悪も、ちょっと蚊に刺されたくらいのものしか感じません。クズからさらなるクズへ、いえ、「どうしようもないクズ」へと進化、もとい退化していきました。

広告を非表示にする