ギャンブル依存症患者が綴るノンフィクション。

自戒の念を込めつつ、15年間に渡る「ギャンブル依存症」の悲惨な経験を赤裸々に綴ります。こんなダメ人間にはならないで下さい。毎日更新しています。

カードによる借金の限界。

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カードによる借金の限界。

 

留年プランは、結局まだなにも行動を起こせずにいました。


何故か?

単純に、怖かったからです。


本能的に、「それをやってしまったら私という人間は本当に終わる」ということを自覚していたからでしょう。

 

大学四年。8月。


工場や看板持ちなどのバイトで日銭を稼いで、翌日パチスロで全額使い果たし、ゲームソフトを売って現金化し、またバイトをして、また使い果たし、お札がなくなればゲームセンターで時間を潰したりしていました。


そんな生活。


自分がいま大学生であるとの自覚すら「たまに」になってました。


「森田君は学生?」

バイトのひとに聞かれて、ハッと、自身の身分を認識するのです。


毎日毎日、リセットボタンを押したいと思ってました。願わくば、大学生になる前に戻りたい。人並みに飲み会をして、人並みにサークルやバイトをして、それなりに勉強して、就職して。なにも望まないので、普通な幸せを得たい。いや、幸せでなくていい。いまの状況でさえなければ…。


『なんか今月、めちゃくちゃカード使ってるな。大丈夫かな。いくら使ったかあまり覚えてないし。でもまあ、なんだかんだ毎回切り抜けられてるし、そんなに気にするほどでもないか……』


今更ながら謎に思うのが、これだけキャッシングに依存しておきながら、いままでほとんど「ショッピング枠」を使ってこなかったこと。
(まあ、私にとってはパチスロを打つ現金を調達するためのカードなので、当たり前といえば当たり前なのですが…)


こんなカネにだらしない人間が、そのような用途を知ってなにもなく終わるはずがありません。


**

大学四年。9月。


明細が届きました。


お支払い日 9/**
お支払い金額 93,562円

 

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