ギャンブル依存症患者が綴るノンフィクション。

自戒の念を込めつつ、15年間に渡る「ギャンブル依存症」の悲惨な経験を赤裸々に綴ります。こんなダメ人間にはならないで下さい。毎日更新しています。

肉体労働と、蒸発していくバイト代

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肉体労働と、蒸発していくバイト代

 

追加

13. ギャンブルによって家族との約束を破ったり、

「家族の事はどうでもいい!」と思った事がある。

 


本当は自分でもわかっていたんじゃないかと思うんです。

自分が借金をしたら、一万円で済むはずがないということを…。

 


前述のように「いざとなれば誰にも頼らず金を工面することができる

という切り札を手にした私は、よりお金の使い方が荒くなっていきました。

 


引っ越しバイトで2日間、

全身筋肉痛と怖い男の怒鳴り声に耐えながら手にした一万五千円は、

受け取ったその日のうちにコインサンドに消えていきました。

 

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深夜のコンビニ工場で、白衣に身を包み、

サウナのような温度と湿度に倒れそうになりながら、

鉄板を延々と同じ場所に移動させて稼いだ一万円は、

翌々日の午前11時にはゼロ円になってました。

 


酷い内容のバイトで手にした金で、ギャンブルに負けたときは、

いつにも増して頭に血が上り、物凄い興奮状態になります。

 


「何故勝てない、何故勝てない…あんな苦痛に耐えて手にした金が…。

あと一万円投資すれば絶対出る、あと一万円投資すれば絶対出るのに!」

 


財布にも、銀行残高にも、引き出せる単位のお金は残っていません。

それをわかっていながら、ATMに行きます。

 


「いや、この前、実は二万円じゃなく一万円しか使ってなかったかも…」

自分が残高を勘違いしてることを期待して。

 


ザンダカ 436エン

 


やはりあるはずもなく…。

私は一度カードを抜き、別のカードを入れました。


「もう一万円、絶対必要なんだ。いや、大丈夫だよな。

そうなると返済額は月2万円、少なくとも、一万円なら余裕で返済できてたし、

2万円だって簡単に稼げる」

 


「借金」という劇薬への耐性ができてしまった私が、

「一万円」の壁を守れるはずがありませんでした。


 

大学では就職ガイダンスが実施されていました。


さすがにスーツ姿の学生はいませんでしたが、

端末や掲示板では「自己分析セミナー」「業界研究」など

就職関連の言葉が目立つようになってきました。

 


「おー、久し振りじゃん」

「久し振り! 元気してた? 先月ゼミの合宿があったんでしょ? どうだった?」

 


キャンパスを歩くと、「久し振り」「なにやってたの」

というフレーズが多くなりました。

 


本来は週5で大学に行かなければなりませんでしたが、

パチスロとバイトに忙しい私は週3日ペースでしか大学には行ってませんでした。

 

(ちなみに競争率の低いゼミに応募し、なんとかゼミは取れたので、

それがある週1日は必ず大学に行くようにはしていました)

  

「なんか痩せた? 表情暗くなーい? 病んでるっしょー(笑)」

 

昼時はサークル仲間で食堂の場所を取って集まりますが、

勘がいいのか、私のことをそのように表現する人もいました。

 


「試験やばいよー、全然わからない」

同じ学部の仲間同士で、ノートや教科書を見せ合いながら、試験勉強をしています。

 

試験。レポート。私は今月はそれらをこなしていますが、あまり記憶にありません。

二年生の頃は、講義に出てなければ少なくとも友達にノートを借り、

数日前だけでも勉強はしてました。

 


しかし今回の試験は、ノートも借りず、勉強も一夜漬けがほとんどでした。

「ノートを借りて試験を乗り切る」自分は情けない人間そのものなのに、

その情けない姿を人に晒すことを許せなくなりました。

 


「あいつ海外留学行くらしいよ。アメリカだったかな。三ヶ月間」

半年前までは平気だったのに…。

 


友人知人に話しかけられても、明るい話題を聞くのはストレスが溜まりました。

 


でも、嘘に支配された私は、それぞれの話に、思いきりおどけ、

冗談を飛ばしながら、応えていたのでした。

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