ギャンブル依存症患者が綴るノンフィクション。

自戒の念を込めつつ、15年間に渡る「ギャンブル依存症」の悲惨な経験を赤裸々に綴ります。こんなダメ人間にはならないで下さい。毎日更新しています。

借金と加速する依存性03

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「就活」という不穏な言葉に目を背け、私はせっせとパチスロに勤しんでました。


当時の機種ラインナップはこんな感じでした。


・イレグイ


・猛獣王


・一撃帝王


・アラジン


サラリーマン金太郎


・ゴーストショック(ちょっとマイナーですが個人的に好きだった)


・サンダーV2


爆裂AT機全盛期で、恐らくパチスロ市場、売上が過去最高を記録した時期なのではないでしょうか。

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入口に張り出される前日出玉ランキングでは、トップ10がほとんど万枚※かそれに近い状態でした。
(※等価交換=コイン1枚20円ならば、一万枚=20万円)


まあ、私はいまをもって万枚なんて出せたためしがないですが…。


スロット専用店などもでき、店には若者が溢れ、どの時間帯に行っても台の7割以上が埋まっているような状態でした。


それが、自分自身に対する罪悪感をますます麻痺させました。


「みんなやってるからいいじゃん」


ある日、地元のパチンコ屋で、居酒屋アルバイトの新人の、大学一年生の後輩を見掛けました。


知人を見かけたのは、それが初めてでした。


彼は、友達と二人で笑いながら楽しそうに打っていました。


『おいおい、お前、仕事できないし空気読めないって先輩から陰口叩かれてるのに、余裕のパチスロかい。よくねえなぁ』


そんなことを思いながら、私は彼に顔を背けるようにして、そさくさと店を離れました。


「あ、そういえば俺、森田さんをパチンコ屋で見掛けたんですよ!」


アルバイト先のみんなの前で、ふとそんなことを言いふらされたと思うと、吐くどころでは済みません。それは自分にとって死を意味します。


絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対にこの姿は誰にもバレてはいけないのです。


「森田」は、真面目で、誰にでも優しくて、嘘はつかない信用できる奴で、優秀な大学に通う、将来有望な人物でなくてはならなかったのです。



…あんなに否定したかった自身の「像」を、私はいつしか守り、すがるようになっていました。




自宅

「いやさあ、どれもかなり取るのが難しいってわかってたんだけどさ、これとこれなんて、落とした人、5割超えらしいからね。でもどうしてもこの講義を受けたくてさぁ、自業自得だね」


食卓で、おかずを美味しそうに頬張りながら、口からでまかせがポンポン出てきます。


「でも、結構みんな苦戦してるみたいで、俺はわりと中間くらいかなぁ。取れた単位数としては。いやー、でも結構難しい講義多くてさあ…」


「そう? でも◯◯大学だもんね、そりゃ簡単には取らせてくれないか」


「そうなのかもなぁー、いやー結構キツいけど、今年は頑張らなきゃなあ」


「そうね、頑張らなきゃね」


母親は、自分にとってカモでした。


上手く騙して、満足させて、金を貰う。


親は、私の口から発せられる私の姿に満足してるわけですから、私が罪悪を感じる要素はどこにもないわけです。


私は、嘘にはとことんこだわりました。


嘘をつく状況と場所、時間をしっかり選びました。


まず、二人きりであること。(状況)


第三者が頭がキレる人か、感受性豊かな人がいるか、疑い深い人がいるか、私の情報を握っているか、そういうことは関係なく、単純に、嘘の場において、価値観の異なる人間が一人でも増えることは脅威だったのです。


「そうかなぁ、私はそう思わないけど」

「え、そうは言ってなくない?」


そんな横ヤリがはいった途端、気持ちよくコントロールできていた嘘が遮断される恐れがあります。


「あ、確かにこの人の言うとおり、いまの話はおかしいかも…」


こうなったら最悪。


自分を信頼してくれている人、自分を疑うことをしない人と話に嘘をつける状況で、他人の介入ほど嫌なものはありません。


次に、場所と時間。


自宅で、遅めの夕食どきを選びました。
そして、日曜日であることも。


遅めの夕食は、話が終わったあと、議論の場から離脱できるタイミングが多々あります。


食事を終えたとき、私は昔から部屋に戻る習慣がありました。親は親で、風呂の準備をしたり、アイロンかけをしたり、いつもより限られた時間のなかで家事をしなければなりません。


だから、話をしたあと、私は自然にスッと消えていく。親も、次の自分の行動を起こさなければならない。


それに、日曜日なら当然、次の日は仕事があります(私の家は共働きでした)。


聞かされた話が不快だったり、おおいに疑問の余地が残ったとしても、翌日のために強制的に頭を切り替えなければなりません。


人間、一週間も経てば、誰かの生き死にの話題以外はそこまで残らないものです。(もちろん人にもよりますが)


このようにして、私は単位不足を乗り切りました。将来的な留年のリスクも仕込みつつ。(結局成績は見せませんでした)


(ちなみに私は親に対し「友達もできなかった」「友達もダメだった」という話を多用しましたが、それは親同士の繋がりのなか、私と同じ大学に通う子供がいないと知っていたからです。それに両親はインターネット世代ではなく、パソコンも使えないので、ネットで情報の根拠を調べるなんてこともしませんでしたからね)




この話をしたことの一番の収穫は、「まだ親には私の大学合格という財産がかなり残っている」ことがわかった点でした。


「◯◯大学に通っている息子がいる」のは親にとってステータスにもなるのでしょう。


私はベッドに潜り込み、その事実に笑い、思わず口を歪ませました。


とてつもない効果を発揮する免罪符を手にしたのだ、そう思ったのです。

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